寒さで風邪を引くのはなぜ??
今朝は、江戸川区の最低気温が10度を下回って少し肌寒い朝となりました。
こういうとき言われるのは「風邪を引かないように」といった呼びかけ。お天気ニュースなんかで言われているイメージですが、なんで寒いと風邪を引くのか、ご存じでしょうか??
一般的に「風邪」と言われるものは、「上気道炎」といって鼻から喉にかけての気道(空気の通り道)内で粘膜にウィルスや細菌が感染して炎症を起こす病気のことで、これが原因でのどの痛みや鼻水・鼻づまり、発熱などの症状を引き起こします。
ここまでの説明だと「原因がウィルスや細菌なら寒さ関係なくない?」と思うところですが、
ここからが人体の面白いところで、ほとんどの人間は鼻または口から呼吸をしていますが、寒さで冷えた空気を鼻や口から取り込むと、本来ウィルスや細菌を体内に入れないようバリア的な働きをする粘膜と線毛の活動が鈍くなることでバリア機能が低下し、感染しやすい状態となります。合わせて、寒暖差で自律神経が乱れ免疫力が弱まることも風邪を引きやすくなる一因となります。
なので、対策としては ①マスクをつける ②体の保温(特に首周り) が大切となってきます。
日中の気温が20度前後まで高くなる日は、上着やストールが邪魔に感じる時間帯もあるかもしれませんが、体調管理の一環として「春の寒さ対策」しっかり行いましょう!